2005/03/08
■ロング・エンゲージメント
試写会で見てきました。ストーリーがミステリ仕立てだったので、割と楽しめたかもしれません。主人公の勝気さと女の直感ぶりは少し鼻につくところがありますが、一途な女性はかっこいいので嫌いにはなれません。あ、あんまり一途でもなかったかな? それと口癖の「親は灰に」は、どうかなぁ。オチはだいたい予想通りで、涙がこみあげるような感動は特にありませんでしたが、緻密に構成された映画ではあったと思います。「休暇届け」のあたりは、引っかかってはいたのですが、ううん、見抜けませんでしたね。あ、全体的に、人間味あふれる笑いのシーンとかがちりばめられていて、郵便屋さんのキャラとかはなかなかにいい味出していたと思います。

2005/02/19
■ネバーランド
ピーターパンの原作者のアレコレです。これって実際にあった話なのですか? 本当にあんな出来事があったのでしょうか。しかし、ストーリー展開は読めるのに、涙が・・・! 幕ですよ、幕。みなさん、クライマックスの幕のシーンにはご注意ください。涙が溢れますから。幕はないですよ。頭ガンガンするくらい涙出ました。みんな、妖精を信じて!!あ、あと、あのおばあちゃんにも気をつけてください。なかなか泣かせる動きをしてきます。もう憎まれ役のはずが、おいしぃったらないです。おいしいと言えば、長男のジェームズ君。途中からキャラが立ってきて、かっこいいですよ。うん。

2005/02/10
■恋する幼虫
グロ純愛もの? やりたいことは伝わってはくるのですが、説明不足の印象が残ります。うーん。不条理。細部の設定に甘さが見られました。例えば人を傷つけたカッターでもう一人に切りつけようとしたときに、カッターに血がついていなかったりとか。まぁ目が飛び出すことが性的な要素を含んでいるという点に関しては、歪んでるなぁとは思いつつ設定上はアリかと思いました。おまけの「幼虫のはらわた」は、なんだかおもしろかったです。音楽が非常に耳に残っています。

2005/01/18
■オペラ座の怪人
試写会当たったので見てきました。う、美しい。一言で言うと、魅せられる映画です。画面の美しさったらないですよ。舞台の作りこみが細かく、カメラワークも一流なんでしょうね、いたるところで派手です。最初にあの名曲が流れる瞬間はゾクゾクしました。白黒からカラーへ画面が変わる瞬間があるのですが、あそこはたまりません。もう一度大画面で見たいです、ええ。あ、今まで「オペラ座の怪人」のストーリーを知らずに生きてきましたが、展開としては只の三角関係ものだったんですね。もっとミステリなんだと思ってました。しかし、ファントムはセクシーですね。あの目。ね。マントを翻す様なんてキマリすぎです。仮面のことを取り除いても変質者っぽい性格ですが、そこがまたステキです。まぁ、突っ込みどころは多いものの、映画の美しさは随一です。ぜひ、ご覧あれ〜。

2005/01/03
■カンフーハッスル
キャッチコピーの通りでした。「ありえねー!」そのままです。ありとあらゆる「ありえなさ」を醸し出していました。顔のよさだけで見ると組長がお気に入りではあったのですが、あのやられ方には涙が出ます。夢見るチンピラの主人公さんは、ラストの華々しさったらないですね。神です。神。あっ!途中で、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」をパクったシーンがあったのには笑いました。こんなところにオマージュを潜ませなくたっていいだろうに。そして、キューブリックか・・・。少林サッカーと比べると、うーん、どっちもどっちかという気はしますが、こっちは黒服さんがいっぱいいるのでその分だけ好みではあったかと思います。

2004/12/15
■Mr.インクレディブル
泣きました。ええ。悔しいなぁ。割と、家族頑張る系に弱いみたいです。お姉ちゃんが良い。スーパーヒーローの能力は生まれつきなのか才能開花のきっかけがあれば誰でもなれるのか等の根本的な世界設定が不明のままだったので、多少はひっかかりのあるままストーリーはすすんでいったのが気になりました。まぁ、ヒューマンドラマですからね、キャラものですからね、あのタッチの痛快さを見られればいいのではないでしょうか。基本的にディズニーは好きではないのですが、これはけっこうおもしろかったと思います。

2004/12/02
■ハウルの動く城
え?まぁいっか。いたるところで説明不足な気がしてなりませんが、ジブリパワー全開のハッピーエンドなので、OKということにしておきます。ハウルのナルシストっぷりも、ジブリキャラとしては珍しいところでしたね。見た目、「千と千尋」のハクを大きくしたような感じなのになぁ。きっと、ハウルは、ハクのお兄さんなんだろうなぁ。

2004/12/01
■銀のエンゼル
えーと。もっと、違う映画を想像していました。このコンビニに来る客はみんな必ずチョコボールを購入するんだろうなぁとか、きっと4枚の銀エン持っている人たちの間でいさかいが起こるんだろうなぁとか、最後に金が出たりしたらどうしようとか。全然違いますね。主ストーリーは父娘のすれちがいに絞られていたし、そのほかのシーンでもチョコボールやキョロちゃんがわんさか出てくるということは特にありませんでした。ちょっと物足りない。最終的には小日向さんの涙にノックアウトなので心温まりましましたが、多分、映画というよりは二時間ドラマのノリだったような気がしますね。

2004/11/25
■僕の彼女を紹介します
えー。微妙(笑) 感動のラブストーリーとは思えませんでした、とりあえず、すいません。これよりは「いま、あいにいきます」の方が数倍出来がよくて納得もいきます。主人公たちはよく死に掛けますし、危機一髪で助かりすぎです。主人公の女性が自殺するシーンからスタートする構成はいいのですが・・・。全体の韓国ギャグ(?)にややうんざり。もっとスタイリッシュな映画にできるはずなのに、「いい映画」効果を半減させる展開が多かったように思います。

2004/11/25
■SAW
切れ味は最強。こわい。こういう「閉じ込められ&脱出しなくては」系は私の好みのジャンルなんですが、これはなかなか秀逸な作品さったのではないでしょうか。閉じ込められている部屋しか画面に出ないから、動きはあまりないのかと思っていましたが、そんなことぁありませんでした。回想シーンやら犯人の思わせぶりな行動やら、色々と仕掛けがいっぱいで全く飽きません。あの絶望ぶりったらないです。のこぎり。のこぎり。うわ、こわい。「CUBE」meets「セブン」なこの作品、恐いもの見たさの好奇心が強い人にはお勧め。

2004/11/18
■ターミナル
試写会行ってきました。うーん。これも感動してしまいました。泣けるって。祖国クラコウジアが突然のテロにあってしまい、飛行機でアメリカに来た主人公は入国を断られることに。国に戻ることもアメリカへ出ることも許されず、仕方なく空港で生活をすることになるものの、そこで繰り広げられる人間劇はほほえましいにもほどがあります。ラストの空港から出る出ないのあたりでは、ね、ほら、もう、きましたね。ぐあ。これは映画館で見るべき作品です。べた褒め。

2004/10/19
■いま、会いにゆきます
ほろり。泣く直前でした。予想外に良い話でまとまりもよかったです。一応、死人がいきなり生前の姿で記憶を失って戻ってくるというのは怪奇現象&SF仕立てなんですが、でも泣けますね。ラストの、二人がつないだ手をポケットに入れてのあのセリフ。一番感動しました。やられた。そして、物語はそこで終わるのかと思っていたら、意外なことにまだ続きが。しかも、納得がいくまとめっぷりでさらに号泣を誘うなんて。見てる方はほほえましいやら、切ないやらですね。会場中が涙してました。

2004/10/14
■2046
おもんねぇ・・・。私にはなんとも言えない作品でした。作品自体の構造がまず分からなかったです。もっと未来の2046世界でアンドロイドとの恋物語を展開してくれるのかと思ってたのに。うーん、スーツ着て髪を整えているトニー・レオンのタレ目具合がゲイリー・オールドマンに似ているなと始終思ってたくらいです。トニー・レオンは「英雄」の赤いエピソードのときのが一番かっこよかったと思います、個人的に。あと、チャン・ツイィーが娼婦っぽくて、他の作品の清楚で高潔なイメージがちょっと砕かれてしまいました。でもきれいです。身体のラインと肌の白さ、東洋人の中でも群を抜いていますね、やはり。

2004/10/01
■LOVERS
チャン・ツイィーは綺麗ですね。唇がよいです。あと、背中も真っ白で美しい・・・。や、そんなとこばかり見てたわけではないですが。戦いのシーンも割りと芸術的に仕上がってました。たまに見えないのに見えてしまうワイヤーアクションもありましたが、全体的に流麗としててグッド。あ、竹薮のアクションはちょっと笑えてしまいました。副題が「謀」でしたので、さぞかし騙しあいが繰り広げられるのだろうと思っていましたが、予想よりは駆け引きが少なかったように感じます。もう一、二段階くらい知的なバトルがあればよかったかな。後半は、みなさん、本能の赴くままに行動してましたし・・・。

2004/09/30
■バイオハザードU アポカリプス
おぉっとおもしろい。パートTよりおもしろくなってますね。アンブレラ社ったら何てことしてくれちゃうのでしょうか。ぱっと見は噛み付いたり血が噴出したりとグロパニック系で主人公達はとにかくひたすら追い詰めらつづけてはいるのですが、ストーリー展開の細かいところで辻褄があっているのには感心しました。最後まで飽きなかったですね。ラストの締め方とかね、もぅこれはV出すよって合図なんでしょうかね。どこまでアンブレラ社の陰謀なんだか。ゲーム自体一度もプレイしたことないですが、映画としてきちんと楽しめる作品でした。

2004/09/07
■テイキング・ライブス
アンジェリーナ・ジョリー主演。試写会が当たったので見てきました。大作かと思い、けっこう期待して見に行ったのですが別にそれほどではなかったです。というか、もう、犯人バレバレですから。そういう推理的な惹きはなかったからかもしれません、そんなおもしろくないです。あ、「効果音と視覚的ショックに」よるビビりは抜群でした。思わずビクってしまいました。この私が。ホラー映画にもサスペンス映画にもグロ映画にも、滅多にビクらない私がビクったほどです。身構えてたのにビクってしまったのがとても悔しい。この映画は、ビクりやすい人と見ると、ある意味とても楽しめるかもしれません。

2004/08/30
■トゥー・ブラザーズ
虎の子の兄弟話。「全世界が涙した」と銘打つほどの感動はないですね。動物がかわいいなぁという程度。試写会があたったので見に行ったけど、正直この映画に金を払って見に来るほどの魅力はありませんでした。けなしているわけではないですが、私の不得手なジャンルだっただけだと思います。

2004/08/19
■スパイダーマン2
え。感動した。ううーん。電車のシーンとかね、もう、涙が。わあ。アメコミだろうと侮っていたら、やられてしまいました。感動モノじゃない作品で泣かされると、ちょっと悔しいです。あ、なんだか終わり方が3作目を予感させるヒキ具合でしたね。見たいなぁ。今度の敵は「彼」になるわけですね。「彼」やたらツボです。ああいうのがいい。

2004/08/19
■チャーリーズエンジェル フルスロットル
試写会が当たったので見てきました。というか、もうビデオ化もしているだろうに、今、フルスロットルを試写会で上映するのはどういう意図があるのでしょうかね。でもおもしろかったので好きですよ〜。戦う女の人はかっこいいなぁ。

2004/08/16
■トレインスポッティング
麻薬って素晴しい&まっとうな人生って何だろうね系? アメリカ青春モノだと思います。汚いです。いやぁ、汚物まみれの便器の中にラリって沈みこんでいくところはエグかったですね。ヤクでトんでる時の歪んだ映像は、そこそこ見所かもしれません。あと、音楽がいいんですよ。最高に。この映像に当てはめるのかと感心してしまいました。CDが欲しいかも。

2004/08/12
■リディック
レディースデーなので、行ってきました。どうということはないような。CGはすごいですが。ストーリーがありきたりかもしれません。アクションは見せどころだとは思いますが、画面の切り替えが早すぎで誤魔化された感が残ります。ラストの皮肉たっぷりなオチは好きと言えば好きなんですけどねぇ。肝心の対決が、結局なかったような気がします。トリプルXと似た様な感じかも。

2004/08/11
■ダウン
エレベーター・パニック・サスペンス? 前半のホラーぶりは大変よろしいかと。エレベーターといえば、閉じ込められたり、落下したり、脱出したり、挟まったり、色んなドキドキがありますもんね。システムに異常はないのに、次々に事故がおこるというのは、ありがちながらもいい展開だと思いました。ただ、その事故原因がですね、途中から明らかになってきてですね、主人公がなんとか解決しようとするのですが、そこでしらけました。ううーん。ここまで引っ張ってきておいて、案外陳腐な理由付けで終わるのかと少し残念でした。でも、けっこう、楽しめた作品です。

2004/08/11
■2001年宇宙の旅〜特別編〜
キューブリックですね。セリフではなく映像で勝負賭けてくるあたりが潔いです。宇宙空間の重力の無さ、緩慢さが、上手に表現されていたかと。全体的には冗長部分があるのですが、宇宙ならではのスローペースで物語を展開させなくてはリアリティが欠けてしまうのでしょう。この作品自体は激しいアクションやスペースバトルなどの見せ場はないわけですし、あれで正解なんでしょうね。えー、ラストは意味がよくわかりません。小説だとなんとなくは分かったのですが、映画だと作者の意図を映像のみでメッセージを受信しなくてはならないので、なにがなにやらもわもわしてしまいました。

2004/07/30
■MUSA(武士)
中国なのか韓国なのかもよくわかりません(すいません)。人生で初めて当たった試写会だったので、とりあえず行ってきました。なんですかね。戦うことに意味なんてないってことでしょうか。あの長髪(名前が出てこない)がかっこよかったです。姫を守るんだかけなしてるんだか、どっちなのか微妙な行動が多くてやきもきです。いちゃつくならいちゃつけ!

2004/06/19
■ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 
先行上映会、行ってきました。すすきのスガイ22:25の回です。争うことも無く、いい席をゲット。会場は4割くらいしかお客さんいませんでした。先行上映会なのに、こんな集客能力でいいのかと逆に不安になります。
映画自体は、完全な説明不足で、物足りなさをかんじます。原作は上り調子に出来がよいのに、映画はどんどん構成が悪くなっているのではないでしょうか。長編小説を2時間30分程度に縮めてしまうのだから、ある程度のはしょりは仕方が無いのですが、あまりにも重要な部分を削りすぎです。そこは言わなくては筋が通らないだろうというセリフの欠如が、2、3箇所はありました。「え、コメントなし?」という心の突込みが乱舞してしまいます。とにかく映像技術はパーフェクトだし、キャラクターの実際の成長も見所ではあるのですが、ストーリーの整合性に問題がありましたね。
し・か・し、スネイプ!!スネイプはいい!!これは悶えます。わー、ヨコシマですいません。でも、私のツボにググっとくるのです。なーぜーだー。特にこの『アズカバン』では、いつものハリーをいびる役だけではなく、教師として守る立場をとる瞬間があるのがたまりません。ス、スネイプ萌えー!!と心中、絶叫してしまうシーンが、ね、もう、それ見れただけで、価値ありますよ、この映画。あ、『賢者の石』でも、ハリーを危険に晒してるのかと思いきや、実は助けようとしていたシーンありましたね。そんなスネイプが好きなのですよ。スネイプはなぜあんなに服がピチピチしてるんですかね。ワンサイズ大きい服着ればいいのではないですかね。でも、ピチピチな服でも全く構いません。スネイプ!!!

2004/05/01
■キルビル vol.2
なるほど。こういうテイストも好きですよ。全作とは違って全体が甘い仕上がりですがいいんじゃないでしょうか。ビルとブライドはお似合いではないですかね。ビルの「うっかり惨殺」してしまう性格は問題がありますが。ビルってもっと太ってなかったですか?それがガリ痩せでちょっとイメージ違うんですけど。なんだかクリント・イーストウッドとクリストファー・ロイドを足したような感じですね。パイ・メイも突っ込みどころが多くて捨て置けないキャラです。ヒゲー。目玉のシーンはグロくてグッドです。ブライドの名前がXXXと呼ばれていたのは何だったのでしょうか。いつかDVDを手に入れたいですね。

2004/04/22
■ドニー・ダーコ
ああいう「ゆがみ」系はけっこう好きですね。ラストの崩壊が見ものなので。『ランゴリアーズ』という映画が「ゆがみ」系では傑作だと信じていますが、これは、どちらかというとドニーの心の物語なので、ちょっと空気がちがいます。あの象徴的な数字を全面に出したのなら、きちんとカウントダウンをすべきです。日付はでていたものの、残り何日なのかが不明だったので、緊張感が薄かったです。まあ、例のアレに関するつじつまを考えるといろいろなパラドックスに衝突するので、もうそこはいいのですが、どうしてドニーでなくてはならなかったのかというところが謎でした。だから、映画自体が全体的にぼやけていて、インパクトがいまいちだったのではないかと思います。でも、まぁ、嫌いではないのですが。

2004/03/25
■ドッグヴィル
ス ゴ イ 。これは、突き抜けてる。どこかに飛び出してる。「いい」とも「悪い」とも評価できない程度に、突出している作品。映画館で見れたのがよかったと思います。この舞台設定・・・最初は噴飯モノだと思っていたのですが、この映画が描きたかったものを効果的に色づけしていたのだと今では感心してしまったり。この舞台設定でなければストーリー自体には斬新さはないわけですし。人間とは何か、集団とは何かを問う作品は多々あるものの、これほど象徴的に「人」しか出てこないものも珍しいですね。とにかくシュール。クレイジーなのにクレバーな作品。人にすすめたいというよりは、一人で感心していたい出来とでもいう感じ・・・・。スゴイ。

2004/03/22
■リーグ・オブ・レジェンド
あー。原作を読んでいたほうが楽しめるのかもしれません。アメコミ色全開だったのでちょっとたじたじで見てました。ジーキル博士はおいしいところだと思いますが。「Mって、あのMですか(笑)」のあたりがおもしろかったです。全体のちゃちさに乾杯。

2004/02/19
■ラブ・アクチュアリー
いろんな愛があって、感動しました。人と人の関係って、難しいようで簡単なのかもしれません。元気の出る映画でした。難を言えば、19人の愛のストーリーなので、ちょっと登場人物多すぎでした。それぞれの愛の動向はきちんと描ききってあって無駄はないのですが、もう少し関連付けをすればよかったと思います。多少はお互いに影響を与えてはいましたが、バラバラ感が残りました。でもすごくいい話です!

2004/02/18
■パニック・ルーム
公開当時に映画館で見たのですが、もう一度ビデオ借りてみてみました。やっぱりオチがいまいちですが、展開にはハラハラさせられたので満足。気のいい強盗でよかったです。

2004/02/18
■完全犯罪クラブ
暇だから人を殺してみようっていうのは、ものすごく残酷なことなのに、不思議とその衝撃は薄いですね。殺す場合は、自分も死ぬ覚悟がないとまずダメでしょう。いえ、そういう問題じゃなくてですね、やっぱり殺してはダメなんですよ。まあこの映画は、殺したいから殺したわけでもなく、暇だし完全犯罪でもするか、っていう話なのですが・・・。覚悟が足りないにもほどがあるさー。映画の展開としてはなかなか分かりやすくていいです。追い詰められ具合がよい。B級映画ばんざーい。

2004/02/18
■マルホランド・ドライブ
えーと、えーと。理解力が足りなくて、わかりませんでした。時間軸がずれている映画の構造は好きなほうなのですが、見終わってもスッキリしないとなると、もう、ね。そういう映画は、時間軸を元通りにした時、ストーリーを自分の中で時系列に整理できた時にこそ、何かしらの閃きがあるものです。それを得られなければ、妙な映像を見ただけに終わってしまうことが多いと思います。あ、でも、時間軸が複雑でも「つじつまもあよくわからない。謎は謎のまま。でも、とにかくすごかったんだ!」と思わせる映画も世の中にはあるし・・・・その系統の作品だったのかもしれません。もっと集中して見ればよかったかも。

2004/01/06
■ルールズ・オブ・アトラクション
感想はノーコメントにしておきたいですけど・・・。ちなみに『”空虚・無感情・不満・不安・倦怠感”に満ちた若者を徹底して描かれた作品です。恋愛ベクトル混線状態の6人が繰り広げるパーティーで起こる混戦。』とかどこかで紹介されていました。そんな感じです。混濁した渦をありのまま描きたかっただけでしょう。それって日常と変りはないのではないでしょうか。見る前までは、予告のイメージで時間軸の交錯したスタイリッシュな作品だと思っていたのですが、時間軸も何もないですね。まあ、あの逆走現象はカメラ効果や構成美としては評価できそうです。スタッフロールがいいオチでした。

2004/01/05
■エドtv
コメディだと思っていたら、いえ、コメディなんですが、意外と出来がよくて驚きました。ストーリー展開にメリハリがあって分かりやすい、言い換えれば大衆ウケする作りになっています。当初は『トゥルーマンショー』のパクリかと思っていたのですが、違うようで何より。全体のバランスがいいせいでしょうか、オチも華やかで見ていて爽快になりました。

2004/01/02
■アイ
中国映画ですか。ジャンルがホラーSFだったのですが、青春モノにまとめたほうがよかったと思います。ホラー重視にしては恐怖感が中途半端、主人公の恋愛沙汰も投げやりな展開ですし、ラストは衝撃も何もないのが。もう少し何かを。もう少し。いえ、もっとこう、どばっと。

2004/01/01
■ブルース・オールマイティ
元旦映画。ここ数年は必ず元旦に映画を見に行ってます。昨年は『ビーターパン2』、一昨年は『アトランティス』。なぜか元旦に見た映画は、評価が高いです。この映画もよかったです。案外、ストーリーにのめりこんでいたみたいで、楽しめました。神様になったらどうしようか、という話。コメディなのにハートフル。ラストは泣きかけました。あんな純愛がしてみたいですよ。へ。

2003/12/31
■クレヨンしんちゃん 〜栄光の焼肉ロード〜
焼肉ってあんまり本編に関係がなかったような。転寝してたのでよく覚えていません。実は、映画クレしんはコンプリートしているのですが、やはり『オトナ帝国』が好きですね。『暗黒〜』も捨てられませんが。次男ローズが、特に。クレしんは何気にいいこと言ってるから困るんですよ。うっかり感動したり。もう。

2003/12/23
■ラスト・サムライ
・・・見ちゃった。見る気なんてなかったのに。ああ。まあ、いいですが。とりえあず、長かったです。ええ。綿密に描かれていて、出来はよかったと思いますが、まず、感動しませんでした。見せ場までの戦闘に力を入れすぎです。あと、日本女性の貞淑ぶりにいらつきました。というか、素直に言うと、小雪が嫌いです。侍魂の演出はうまかったと思いますが、展開に無理があった感が否めません。ああいうのは、主人公の特権ですかね。「どんな銃弾の雨の中でも生き延びちゃう権利」ですね。お前は、ルパンか。そのほかの注目どころは、天皇様です。貧弱です。笑えました。あと、英語がペラペラな武士には違和感を覚えてしまうのは偏見でしょうか。ずいぶんナチュラルな発音でした。渡辺謙すごい。見てると、マトリックスのモーフィアスみたいでした。

2003/12/21
■戦場のピアニスト
ノンフィクションものにしては演出が過剰な気がするし、戦争ものにしては地味だし、ヒューマンものにしては感動どころが少ない気がしました。あ、ドイツ人とユダヤ人の関係が印象的でした。実際にあんなに簡単に意味づけもなく殺してたのでしょうか。私にとって戦争は映画やテレビの向こう側でしかないので、多分、こういったものにリアリティを感じられないのでしょう。フィクションとしての殺人なら見慣れているわけで、本物の虐殺をテレビで見ても、同じに見えたりするのでしょうか。悲しい時代ですね。

2003/12/19
■TAXI3
まわりが言うほどおもしろくなくはなかった。というか、おもしろかったんですが。ダメですか。ああいうアメリカンジョーク(フランスの作品ですが)バンバンなのって、映画じゃなくてエンターテイメントとして楽しめていいと思います。主役のエミリオがかっこよくなっていて驚いた。

2003/12/19
■穴
愛か。そうか。愛なのか。相手を殺せる愛、ということですね。パターンとしてはCUBEに似ています。閉じ込められた男女四人がどうなるか。誰が閉じ込めたのか。生き残った者、死んだ者。証言の食い違い。中で何があったのか。まあ、そこそこ面白いですね。どこかで見たような気がしますが。

2003/12/18
■ファインディング・ニモ
見るまで知らなかったのですが、息子のニモは片方のヒレが小さくて泳ぎがうまくないという設定だったようです。人間だと、軽い身体障害ですか。しかし、この設定は、あまり意味が無かったのではないかと思います。父親マーリンの過保護ぶりは、身体障害でなくとも、400個の卵のうち1個しか孵化することがなかったという時点で十分だったような気がします。泳ぎがうまくないという設定はところどころで必要ではあったのですが、ヒレが小さいということでなく、まだ子供だからというだけで十分ではないですかね。身体障害で無意識のウチに軽い同情をさそい、ここぞということころで見事に泳ぎきれば、それはもう涙も止まらないんでしょうよ。別に涙出ませんが。そういう感動大作戦が見えている映画には感動しないたちです。ただ、父マーリンが息子ニモを探しているという噂がニモの耳に届いた瞬間には、ちょっとウルウルきました。見所はそこです。あとは、物忘れの激しい旅の仲間にイラついたようなものでした。

2003/12/16
■CUBE2
うむ。OK。いや、『1』よか『2』の方がレベルアップしてるのは認めます。すごい。『1』の脱出法が通用しない、『2』ならではの脱出法を見つけるべく、登場人物も視聴者も必死という見せ方はやはり秀逸。『2』の部屋はもう論理が通用しません。力をあわせた奇跡の暗号解読ではなく、謎。謎が謎のままなのかも不明。論理的には説明がつけられないという前提条件があるため各種の疑問に回答を求められないので、不消化を起こす人は多いかもしれません。私は好きですけどね、このパターン。異常な状況だけをクローズアップして、その根底たる部分は無視、その上で人間の人間たる部分、謎、恐怖、混乱、破滅を鮮烈に描いているようなカタストロフィーもの。あ、今回は部屋が全て白いので、撮影のセットが少なくて楽チンだったのではないでしょうか。なんとなくいつか『CUBE3』が出そうですね。出してほしいです。

2003/12/16
■CICAGO
まあ。踊り倒していらっしゃる。すごいなあ。肉体美?セクシー。きっとものすごいオーディションを勝ち抜いてきたのであろうプロポーションのお姉さまたちが、あられもなく踊り散らしておりました。ふじこちゃんがイッパイ☆ですね。ストーリーもそこそこ面白いような。けっこう好きです。踊りのゴージャス派手派手ぶりに対して、現実映像がみすぼらしいのが気にかかりますが。いいのではないでしょうか。歌って踊って。

2003/11/20
■マトリックス・レボリューション 
おおおお。これは、こ、これは。まさに、ドラゴンボール!サイヤ人の戦い!!素晴しき空中戦。パンチ一つで数百メートル吹っ飛ぶ、コンクリートも見事に凹む、なんど叩きのめされても立ち上がる。もう、元気玉とかビックバンアタックとか魔閃光とか放ってくれないかと期待してしまった。なんといってもスミスがよかった。スミスが。スミス最高。群れ集まる眼鏡軍団。うじゃうじゃスミス。スーツにグラサンの嫌味なおじ様ったらないわ。CMでも言っていたセリフだけど、「Mr.Anderson, well come back.... We miss you.」ってのが耳から離れません。スミスがいてこそのマトリックスです。えーと、一応、ラストのあの結末については、不満といえば不満です。一番感動したのは、かなり途中の、ザイオンがコンピュータのたこみたいなのに攻撃されていたあたり。若造と隊長クラスの二人が、死闘の中でむにゅむにゅなにやら繰り広げていたあのところですよ。うるっと、きた。あと、勇敢な二人の女性もいい味出してました。でも、スミスです。スミース。あんなヤツいないよ!!

2003/11/07
■KILLBILL 
うわー。これもすごいなぁ。最低といえばさいてい。最高といえばさいこう。突き抜けている。リアリティ追及思考は、さっさと捨てて、「やっちゃったー」感を楽しみましょう。英語を話せる人が二人そろっているのになぜ日本語でムリヤリ話そうとするのか(聞き苦しいよ、ほんと)、なぜ回想シーンは突如アニメーションなのか(しかもアニメーションはかなりの出来映えだし)、どうして11歳の女の子がセーラー服を着ているのか(ロリコンプレイだっただけか?)、沖縄に来たからって「オキナワ」を書かれたTシャツを着ることはないだろう(観光地ぶりをアピール!)、寿司職人で名刀職人で英語ペラペラな頑固親父なんかいるわけないって(日本人を馬鹿にするなって)、さらには日本刀で首とか腕とか刎ね落としすぎだって(そんな簡単にできねって)、出てくる敵が全員日本刀持参ってどうよ(ステキな組織だ)、飛行機の中に日本刀を持ち込んではいけません(明らかな銃刀法違反です)、ゴーゴー夕張なんて名前の日本人はいません(やりすぎです)。こんなに楽しい映画はないでしょう。はやくパート2が見たいです。

2003/10/29
■プロフェシー
結構好みでした。主人公のわけの分からない巻き込まれ具合が。

2003/10/25
■フォロウィング
メメントの監督の処女作だそうです。モノクロです。おもしろ・・・・かったです。

2003/10/18
■呪怨
あんまり意味が分かりませんでした。ホラー映画が好きな人やホラー映画が恐い人には楽しめるのかもしれませんが、ストーリーに脈絡がなくただ恐怖感を掻き立てる工夫しかされていないのでダメでした。劇場で『2』を見たので、意味の分からないところを『1』を見れば補えると信じていたのに全くストーリーが補完されませんでしたね。まあ、『1』の方は、かわいそうカヤコ。『2』の方は、おめでとうカヤコ。ってとこですか。『2』の方が起承転結がしっかりしていたかもしれません。無意味に人が死にすぎです。意味を持たせて死なせましょう。無意味なほうが恐いと言えなくも無いけど、それはただのあっけない死でしかないです。映像的演出は凝っているのに意味展開の演出が貧弱で、ストーリーにのめりこめません。所詮はホラー映画なんですかね。提供しているものと、求めているものの差でしょうか。期待のわりにスカシを食らった感が否めません。ちっ。

2003/10/17
■スパイキッズ3−D
赤青眼鏡はきつかった。私の近視乱視眼鏡の上に赤青眼鏡を装着するのがなんというか違和感もりもり。映画中かけてたりはずしたりの指示が何度も出て、せわしなかったです。日本語吹き替えのジュニの声が甲高くて遣る瀬無い。お姉さんのカルメンが綺麗になっててびっくり。すごい。前はまだ少女だったのに一端の女性になっていらっしゃった。美しい。悪役のシルベスタ・スタローンのキャラには笑った。ああ、あのランボーがこんな役をやるなんて。愛を語っていたプログラム人格がヒット。映画全体としてはご都合主義の蔓延り具合が、陳腐で仕方が無かったです。もっと主人公にストーリーを任せてあげようよ。周りが事を運びすぎです。うまくまとめすぎです。ぷー。でもおもしろかった。ええ、すごく。

2003/10/09
■陰陽師2
でへへへ。いや、すいません。何というか。アレでした。ちょっとアレすぎました。アレすぎて原作を冒涜している気が。おもしろかったのですが、感動的というおもしろさではなくてですね、こう、突っ込みどころが多すぎであわわわわといった系統のおもしろさでした。それはいかんだろう。それはどうだろう。それはちょっとやばいだろう。もう少しやりようがあるだろう。難癖をつけているわけでは毛頭ありませんが、素直に絶賛できるような心境にはなれないわけでして。途中の野村万歳の頬寄せるエロチックぶりにはこちらも身悶えしましたが、ラストの例のあのああいったアレには悶えるというか蹴散らしたいようなインパクトがありました。あれは、「笑ってくれ」というアイキャッチだったのかもしれません。笑うというか引きましたが。いえ、いいです。思う存分見せ付けてください。だー。

2003/10/02
■トゥームレイダー2
アンジェリーナ・ジョリーのセクシーぶりには老若男女問わずに魅力を感じるものでしょう。肉体美。今回のストーリーは、やはり映画における『2』らしきもので、無難なところ。オチはー、オチはー、・・・妥当。もっとハデにいってほしかった。途中経過もまだるっこしい。ああ、『2』では『1』には無かった人間関係を投入すべく、主人公の元恋人が登場してました。この辺り、安直ですよ。『2』だからって、恋愛沙汰を持ち出すのは飽き飽きです。映画において、続編を出すときはぜひ気をつけていただきたい。しかし、この元恋人の扱いようはさすが主人公のララ・クロフトです。ララ、微塵も女々しくない。容赦しない。かっこいい。で、まあ、総合的には、絶賛もしないし、貶すでもないし、「ふうん」で終わる感じです。

2003/09/27
■28日後
ん〜。まぁ、バイオハザードだよね。前半と後半で敵が違うのが気にかかりました。予告ではもっとおもしろい作品だと思ってたのですが。だんだんね、こう、違う路線になってね、えええ?という展開。あ、エンディングの後にある、おまけの別バージョン・ラストが。ハッピーエンディングとバッドエンディング、どちらが好きですか?と聞かれたような気がしました。どっちでもよかったような。バッドエンディングのほうが、あそこまで頑張ったのに救われない感じでいいかもしれません。落とすだけ落とす。荒廃した世界での人間の本性丸出しのグチャグチャな空気の中で、ヒロインがヒラヒラの赤いドレスを着こなしていらっしゃったあたり?が、世界の終わりという状況を美しく見せていた?のかもしれません?ああいう、あからさまな演出は好みではないのですが。まぁ千円で見れたからいいや。ビデオでもよかったかもしれないけど。

2003/09/18
■英雄〜HERO〜 
 やばい。うわあ。どうしよう。ああ、飛んでるよ。ワイヤー見えないだけで、使ってるのがバレバレだよ。飛びすぎだよ。理不尽だよ。何がなにやら。みんな、飛べばイイと思ってるに違いない。飛べば済むと思っているのだろう。そしてグルグル回ればいいと考えているのだろう。それより、一体、何色まで続くんだ?わかりやすいのはいいけど、あまりにも色ごとでキャラ違いますよー。私としてはレッドストーリーで大満足。あの話が一番好み。いやはやどの色でも毎回毎回トニー・レオンが情けない表情をしているが、どうしてここまでかわいいんだろう。あと、全員が、長髪にヒラヒラの服なのね。だから、常に画面内には風が吹き荒れてて、とりあえず何かがフワフワ靡いてました。このあたりが中国的というか、「柔」、ですね。アクションも「闘」というよりは、「舞」という感じ。しかし、達人同士の戦いは美しさすら感じるという点を踏まえたとしても、非現実的な多く目立ち、笑わずにはいられないというシーンもありました。そ、そんな、左足が沈む前に右足を踏み出せば水の上を走れるという神話を、イキナリ挿入されるとは思ってなかった、というかワイヤー、ワイヤー、見えないけど見えるよワイヤー。いや、さすがにマトリックスのスタッフが作っただけあって、闘いの見せ方とか流れとかは素晴しい。画面の美しさを追求したのは十分見て取れます。いやー、おもしろかったです。感動したというのではなくて、突っ込みどころが多くてという意味ですが。今考えれば、出演者全員、いつの間にかホロリと泣いていましたね。全員同じ泣き方なのが気になります。無表情に、涙一筋つぅ、と。しかしなぜか、あまり感動的ではないという。なぜだろう。いやはや、とにかくえらい突っ込みを入れたい気持ちにさせてくれる映画でした。とことんけなしてるような感想ですが、おもしろかったんですよ。まさに、芸術エンターテイメント。必見です。

2003/09/08
■9デイズ 
 アンソニー・ホプキンスが出演しているので、ビデオショップから借りてきた一作。そこそこ面白いかも。なんでこんなにアメリカンジョークがいっぱいなのか不思議に思うほど、切り替えしがくだらなかったりする場面も多々あるものの、ドキドキな展開はスピーディで、ありきたりな内用なわりには楽しめました。アンソニー・ホプキンスが善人役というのは、なんだかむず痒いです。レクター博士の印象が強いからね。本人は「私は、レクターじゃない」となんかの会見のときに言ってたけど、やはりレクターは強烈な人格だったから、イメージが付きまとってしまうのでしょう。あれは名演技でした。拍手。

2003/09/07
■セッション9 
 ダラダラした映画でした。長い。展開がゆるい。ワケが分からない流れは、基本的にはOKなのに、今回のはわからなさすぎ。引き込まれない。オチはよかったんだけどね。まぁ、よくある感じでしたが。んー。長い。んー。

2003/09/04
■呪怨2 
 (失笑)
 もう、すいません、ホラー映画で恐がるという一般的反応ができなくてすいません。いや、まぁ、それなりにはね、効果音とか画面の切り返し方とかで驚きもしなくもないわけですが。どうも噴出してしまうんですね。ぷっ。なんだって子供が全裸でこんなに青白いのー(笑)。なんだってそんな人気の無いほうとか行き止まりのほうに逃げるのー(怒)。はぁ、これ、恐がらせたいだけで辻褄あってないんじゃないのー(疑)。とか、ね。いえ、そもそもこの「呪怨2」を見るに当たって「呪怨1」を見てないので、細かい点で前提条件を見落としていたかもしれないわけですが、それにしてもストーリーに突っ込みをいれたくていれたくて。というか、これ貞子のパクリ?ねぇ、パクリ?もう最後なんてパクリでしょ。すいません、あー、つっこまずにはいられない。

2003/09/02
■カンパニーマン 
 「CUBE」の監督の作品。超期待。けっこういい。主人公が記憶操作みたいのされたりされなかったり女に翻弄されたり殺されかけたりしての、ラストのオチがよかったと思う。途中でなんとなく気づいたけど。あ、この監督の色使いが好き。乾いた、暗い、硬質な。

2003/09/01
■踊る大走査線2 
 小技がいっぱーい。でも小技ばっかりー。あと少し、メインストーリーで一発かまして欲しかった。全体的には合格なんですが。なんでしょね。レインボーブリッジ、たいして話に絡んできてないし。サブタイトルを「〜現在の組織のあり方を見直せ!〜」とかにしたほうがいいんじゃないですかね。ダメですかね。まぁ縦組織に有りがちな落とし穴ってのはあるよね。だからって個人の自由で動くのは、いかんよ。その間にネットワークを築いておかないと、ただの「やりたいほうだい」で終わるから。

2003/07/11
■フルメタルジャケット 
 キューブリックのキューブリック具合が出てた。時計仕掛けのオレンジほど「おいおい、それはどうよ」シーンはなかったけど。前半と後半でがらっと切り替わってたのが、ちょっと。前半のほうが好き。心理的な追い詰められ具合はとてもよい。いつキレるのかドキドキ。この見せ方はキューブリックにしかできないでしょう。さすが。ただ、後半はただの戦争映画っぽかった。戦場の緊張感とか、命のやり取りとか、狂気、友情は、もう、見飽きたしね。戦争のリアリズムに、もう興味はない。前半を引き伸ばして、もう、二三人からませればよかったのに。あ、それじゃあ、前に見た「es」みたいなもので終わってしまう。いや、キューブリックならもっと引き攣った演出できるね。きわどいラインを斬ってくるから。すてきー。

2003/07/11
■ファイナルファンタジー 
 あんまり・・・。CGはすごい。すごく見えた気がすると思う。ストーリーはどうかと思う。ナウシカ+フィフスエレメント+エイリアン+スターウォーズ?どうよ。なんとなく、要素がちらちら分解されちゃって、オリジナルが残らないような印象。案外グロ。しかし、どうということもない。

2003/07/06
■コピーキャット
 まー。無難な作品。レンタビデオで100円だからいいけど。前に見た?見たっけ?そこそこおもしろい。が、犯人が下品というのがいただけない。いただけないよ。犯人は知的で優雅でないと。所詮、模倣犯だから、まねっこだしね。工夫が足りないよ。工夫が。だから、オチもばればれだったんだよ。もう少し、視聴者の予測の上を行ってほしかった。悪くはないけど、型どおり。

2003/06/17
■マトリッスク リローデット
 そろそろ空いてるころかと思って、火曜日のレイトショーで行ってきた。うーん、すかすか。場所がすすきのスガイだからだろうか。今はファクトリーやステラに大きい映画館できてるから、みんなそっちに行くのかね。まぁ、画面が見やすくてよかった。
 内容は、まぁ、おもしろかった。長かった。ちょっと見せ場が多すぎたかなぁ。一作目を超えよう超えようという製作者側と、超えてんだろ超えてんだろと期待する視聴者側の相乗効果みたいなものが見え隠れしていて、なんか画面濃ぃい。濃いといえばザイオンの人々。まぁ、マグマ付近に住んでれば暑いだろうけどね。とはいえ、アクションがやはり見所だろう、この映画は。スロウで優雅なマトリッスクにおける戦闘こそがこの映画を支えているんじゃなかろうか。あ、うじゃうじゃいるスミスが好き。戦う黒服は、無条件に魅力的だね。あーあと、二作目以降って『X-MEN2』でもそうだったけど、一作目と違う要素を入れようとするよね。わかりやすく、三角関係とかを盛り込んでくるのは鬱陶しいんですが。別にいいけどね。でも三角関係はもうやめようよ。ネタつまんないよ。

2003/06/04
■es
 心理テストだったのに。みんな本気になっちゃって。監視するものと監視されるものは、こんなに追い詰められるのだろうか。一人の故意の暴走がもう一人に飛び火して、行きすぎた行為に出まくり。こういった徐々にヒトが狂っていく作品は、大好きですね。

2003/06/03
■新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air / まごころを、君に
  (THE END OF EVANGELION)
 ああ、つながった、つながった。漸くシリーズ完結したよ。救いようが無くて、こっちのほうがいいね。いまだに謎は残りまくりだけど、仕方ないでしょう。これで全部説明がついてたら、ここまでエヴァは余韻を残せなかっただろうし。これを当時の14歳前後が見てたら、けっこう翻弄されたんだろうか。共感の嵐?そんなことはない?中学生だってイロイロあるんだよ!的な感じがもりもりしてて。いや、それにしても、このラストいいよ。救いようがない。主人公が、かなり彷徨った挙句に選んだ道なのにね。救われないね。まさに現実。そう、途中で現実の映像とか混ざってたような。声優さんとか映ってたような。あれでアニメとしてのエンターテイメント部分を消し去ってたのかな。アニメーションだからってなめるな、って言われた気がした。これは、現実だ、と。ああ、救われない。おもしろい。

2003/05/29
■新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
  (EVANGELION : DEATH & EVANGELION : REBIRTH)
 ・・・・・・・・・・・え、え・・・ああ、うん。え・・・・・?そうなの?そういうものなの。ふぅん。・・・ああ、まぁ、うん・・・いいんじゃない?これで終わるわけじゃないんでしょう?もう一本あるんだよね。そっちを見ることにするよ。はは。

2003/05/28
■ブラックホークダウン
 だらり、と長い。もう、どこどどこがどういう理由で戦っているのかもわからなくっていいくらい戦ってばかり。戦争映画がどれだけリアルでも、私には伝わってこない。ばきゅーん、どかーん、ダダダダダダダダダ、パーン、ばたり。これにしか見えない。映画はエンターテイメントだからね。戦争ってね、非日常だから、映画や小説やアニメや創作物のテーマ的要素に見えて。リアルが見たければ、イラク行くよ。というわけで、「戦争モノ」を見ても、なんだか無感動。辛口評価。ラストの「何故戦うかだって?仲間のために決まってるじゃないか」というセリフ。きっと監督はこの一言のためだけにこの映画を作ったんだろう。まさに最初の一人を救うために、後続部隊はバタバタ倒されていった。切り捨てれば被害1だったのに、切り捨てられなかった、という話。熱いね。これが実話だというから、ね。アメリカはこういうの好きですね。

2003/05/28
■クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 
 レスタトさん、前作の悪役ぶりはどこへやら。すっかり恋に目覚めたのですか。そうですか。永遠の伴侶を選んだわけですね。女王様はいけすかなかったわけですね。それにしても2001年に他界したアリーヤさんのクイーンぶりは、壮絶に綺麗でした。レスタトのロックンロール具合もきまってます。なぜロックなんだ!しかしあの色気は並みのロック歌手では出せまい。きゃー、やらしー、カリスマー。全体に漂う静謐的で背徳的な空気が好きです。

2003/05/17
■ハスラー
 マジックですね、あのテクは。すげー!すげー!あそこまで極めてみたいものです。いまいちストーリーはのらないし、役者もくさいところたくさんだし、作りすぎのアメリカンジョークもあったりしたけれど、ビリヤードの技術はすごかったので、とてもよろしい映画でした。ラストのライバルを打ち負かす的なシーンをごっそりはぶいているのがちょっと驚き。さぁ、ここから大勝負だ!という雰囲気を見事に裏切った肩透かし。へー。

2003/05/13
■ホーンティング
 うーわー。一種の子供だましだろうか。・・・・・・・ちゃっちぃ。途中まではそこそこよかったんだけどなぁ。最初に一人死んだとこはいい出来だった。映画館で見ればおもしろかったかもしれない、効果音と大画面で。クライマックスで「えー、そうすんのかぁ。あれー、わけわかんないけど(笑)」って方向に。CGも微妙。なめらかだけどウソくさい。幽霊系はどうもな。幽霊より、生きてる人間の方が恐ろしいものでしょうよ。だから、猟奇系のほうがよっぽど恐い。幽霊は、見てて笑える。同じように、地球外生命体とかも笑える。

2003/05/10
■ショーシャンクの空に
 囚人物語というわけで『グリーンマイル』を思い出す話。まあ、こういうのは考えさせる映画だから、展開のスピードとかカメラワークとかアクションとかもないわけで、地味なもんですがね。私は基本的に映画を考えないで見るからなぁ。エンターテイメントとして如何におもしろいかを重視してるからなぁ。もっと考えて映画を見ようかと思った。後半の脱獄っぷりが見事だった。そうか、そうすれば大儲けだ!ラリホー。

2003/05/09
■パール・ハーバー
 えー?あー・・・。ま、真珠湾攻撃はね、日本が悪いでしょうよ。日本人の悪っぷりが・・・ウソくさくて泣きそう。日本人の偉い人のセリフで「我々はこの攻撃で眠れる獅子を起こしてしまったようだ」とか、アメリカ視点モリモリ。アメリカ人が見れば、そこそこの映画なんだろうか。CGはすばらしかったが。日本人は日本人視点でみがちだから、なんともいえない。全体の三角関係ぶりとかと真珠湾攻撃が、噛み合ってるんだか噛み合ってないんだか。ようするに、お前はどっちの男とくっつくんだ、と。ああ、戦争に勝ち残ったほうですか、と。そういう話に見えた。死んだほうには追悼の念をおくり、生き残ったほうと幸せってか。ひえー。

2003/05/09
■バイオハザード
 そういう話だったんですか・・・。全体的に『エイリアン』とかぶっているのは否めないが。まあ、なんだかゲームのゾンビらしく人々が動くのがおもしろかった。主人公が記憶喪失なのはゲームでもそうなんだろうか。映画はラストがね、好み。がんばれ、ミラ・ジョヴォヴィッチ!という感じが。ミラ・ジョヴォヴィッチも『レオン』のマチルダ役のころに比べると成長したよなぁ。『フィフス・エレメント』でもそうだったけど、きわどいショットが多いですね!

2003/05/05
■マルコヴィッチの穴
 マルコヴィッチさんも大変だ。頭の中を覗かれちゃたまんないよね。なんでマルコヴィッチと穴がつながっていたのか、いまだにわからないけど。そして、なんでマルコヴィッチになるとあんなにも、みなさん、喜んでいるのでしょうか。よくわかりません。あの崩壊していった人間関係もわかりません。人間、金か。金なのか。どことなくきもこい映画でした。

2003/05/05
■CUBE
 とうとう見た。元祖『CUBE』。すばらしー。はらしょー。こういうのが見たかったんだ。『IQ』とか『ハザード』とかの閉じ込められた人間の心理ばかりじゃなくて、部屋の仕掛けとかね、すごい。この『IQ』とか『ハザード』の二つはCUBE部屋の外は、災害で出られないから閉じこもってるっていう設定だったし黒幕もバレバレだったけど、こっちの元祖『CUBE』は意味もわからずに脱出を迫られていて緊張感よくて、部屋の罠にドキドキできて最高。部屋の6面にそれぞれ扉が設置してあって、どの部屋が安全なのかわからない。繰り返す、赤、青、緑、白の壁、壁、壁。じわじわ解けていく謎。次々死んでいくメンバー。唯一の脱出方法の解明。最後に生き残るのは・・・。ああ、おもしろかった。敢えて言えば、オープニングで死んだ人の能力はなんだったのか、ということくらい。『CUBE2』も、ぜひ劇場で見たい。

2003/05/01
■CUBE IQ
 アイキュー。う〜ん。まあ、悪くはないけどね。よくもないよ。以前に見た、『CUBE ハザード』よりは高評価するけど。ハザードは単なる密室での人間同士の心理描写に徹してたけど、IQは部屋に仕掛けがしてあって、とてもよろしげ。ただ、みんなが同じ死に方というのがいただけない。一つずつのトラップで一人ずつ殺していけばよかったのに。死なすつもりもなかったんだろうけど、機械の故障で一気に死なせたのは面白くない。やはりここは元祖『CUBE』に期待。きっと面白くない順に見ているにちがいない。ハザード→IQ→元祖。次に借りてこよう。

2003/05/01
■エリアル 〜地球は狙われている!(接触篇・発動篇)〜 
 故塩沢兼人ボイスに乾杯。ハウザーのサービスショットは狙いすぎです。思わず歯磨きしていた手を止めたってもんよ。噴出す寸前でした。それにしても、接触篇と発動篇って、どっちが一話なのかわからなかったし。というか、つながった話だとすら思ってなかったし。逆に見てしまったじゃないか。前編・後編って書いてくれよ・・・。声優が、山寺に林原に置鮎とかいて、ゴージャスでした。

2003/04/29
■エリアル 〜SCEBAI最大の危機(前編・後編)〜
 故塩沢兼人ボイスに涙・・・。本気でゾクゾクしますね。ハウザーはいいね。やはり。大活躍ですね。エリアルは小説だけでしか見たことなかったから、動いてるのはなんだか微妙。古いし。SFなんだしCGでも使えばよろしいのに、生粋のアニメだったなぁ。ま、塩さんの声のために借りてきたビデオだから満足。ストーリーとか作画とかじゃなくて声。塩さん、万歳。あの声は、国宝ものだ。

2003/04/04
■スイートノベンバー
 一ヶ月だけの恋人話ね。で、11月(ノベンバー)に彼を選んだ、と。10月(オクトーバ)とはもう別れて、と。薄情な話だなぁと思っていたらそうでもない。ま、11月には本気になってしまったというわけですな。ありがちー。ラブロマンスはこんなものか。どうでもいいとこで、北海道の11月だったら、あんな薄着じゃ死ぬね、と思った。息が白くない! いや、それはいいや。パターンとしては、最近見た中だとムーランルージュに近いか。急速に恋に落ちた男女、しかし女性は長くは生きられない・・・と。あぁ、ネタばれ発言。失礼。自分の命が長くないと知った女は、最期のときを男とすごすかすごさないか、という選択がクライマックスだったわけだ。どっちにしてもいい映画になるよね、この場合。女が潔いって魅力だよね。という映画。

2003/04/04
■ロリータ
 ナボコフ原作『ロリータ』をキューブリックが映画化。思っていたより全然普通。もっとロリロリぶりを期待していたのに。ロリコンの由来になってるロリータさん。たしかにかわいい。少女か女性かって言われたらギリギリ少女? 外人の年齢はわからないけど、中学生くらいなのかなぁ。継父がロリータを溺愛したから、ロリータもううんざりよ、という話だった。日本でいうとこのロリコンは相当歪んできてるのかもしれない。
本当にどうでもいいけれど、ショタコンってショータローコンプレックスの略で、そのショータロー君は鉄人28号に登場する少年の名前だって、今日初めて知りました。これって一般常識? え、どうなの?
あ、同時にキューブリックの『シャイニング』も借りようと思ってたけど、本編前のキューブリック特集の廊下を血が激流のごとく押し寄せてくるワンカットで、昔見たらしいことを確認。ああ、あれはキューブリックだったのか、と。キューブリックと言われるとキューブリックの作品にしか見えなくなってきた。あのシーンは強烈だ。血が苦手な人は眩暈がするだろう。最近、天才的狂気が見たくて・・・まだ見ぬキューブリック作品に期待してるかもしれない。

2003/04/01
■ブロウ
 麻薬王の実話らしい。なんだか、お前はのび太かっていうくらい同じ失敗を繰り返すんだよね。麻薬から手を引くって言って、「今回だけで足を洗う」で自己・他者を納得させたあげくに、それで何度も警察行きってどうなんだろう。娘への愛→誠意を見せる→教育費を捻出する→麻薬の密売→再逮捕。愛はどこへ・・・。娘がかわいそうじゃないか。人間、もっと堅実に生きよう、ってお話でしょうか。やっぱり実話系は脚色が入ってる分、なんとも言えない作品になってしかたがない。

2003/04/01
■ダンサー
 リュック・ベッソン調が画面に充満してました。カメラワークとか配色とか、ベッソン、って感じ。ベッソン〜。決して悪くはないが、『TAXI』とかに比べると痛快でもない。言葉を話せない女の子が、踊ることで自己表現をしているという姿は素晴しい。ただ、兄が邪魔でした。邪魔っていったらかわいそうなのかもしれないが、妹を思うあまり行動の制限が逸脱してやいませんでしたか? あんな兄はゴメンだ! その口から出任せをつく癖はなんとかなさい。しかし、妹は健気だなぁ。それだけ踊れるなら貧乏暮らしを抜け出せるだろうに。そうか、兄が、ね。悪気がないぶん、余計に、ね。とか思った。あと、学者くんはもっとノリノリで彼女を口説くのかと思ったらそうでもなくて残念。終わり方も、あと少し、っていうイキオイだったし。やっぱりベッソンは『レオン』だよね。と思いますが。

2003/04/01
■メメント
 いい。かなりいい。ヒット。ただし、内容はわけがわからない。けれど、映画の構成がすばらしい。最初は、「カラーとモノクロ映像が交互に出てくるけど意味あるの?」「なんかさっきも同じ映像出てこなかった?」などのクエッションマークで画面を見てたものの、途中で映画の見方がわかってからは、相当ドキドキ。主人公は事故で短期記憶ができなくなっていて、10分前になにをしていたか不明になるくせに、妻の復讐をしようと犯人探しをしている。そんな主人公の気分を味わうために、カラー映像は時間軸の逆順をたどっていく。「どうしてこのワインをもって俺はトイレにいるんだ?」といわれても、主人公も視聴者もわからない。モノクロ映像をはさむと、ワインを持ってトイレに入るまでの映像がカラーで収められており、主人公は「どうしてこのワインを・・・」とつぶやくところまでで映像は切れる。視聴者はようやく「ああ、だからワインでトイレなのか」と理解する。この展開で、犯人に復讐を遂げたところから、例の事故までカラー映像は逆走し、モノクロ映像は正順で妄想を孕みながらすすんでいく。正直いまだにモノクロ映像のほうは解読できていない。ただ、最後にモノクロとカラーがある一点でつながって、スッキリ感があったので解決した気分になれた。いや、やっぱりよくわからない。もう一度見たい。誰か、カラーとモノクロを交えて、完全正順ストーリーを作ってくれ。もう誰かやってそうだなぁ。

2003/03/30
■男たちの挽歌
 うーん、うわあ。と、思った。えーと、アレは、なんだろう? 台湾か中国? 兄弟もの? マフィアだし。えーと、えーと、むずかしいなぁ。あれは、弟がいいよね。めずらしく、兄がどうでもよかった。兄と弟がいたら、十中八九兄に傾倒する私だが、この映画じゃ、兄はね、いや主人公なんだけどね、ヒットしなかったなぁ。あ、あの弟の彼女が嫌だった。タイトルからして「男たち〜」といってる中で、まさに男の視点からみた「女」って感じの女ぶりに憤りすら感じた。まあ、こんなことはハリウッド映画でもよくある話だから、別に構いはしないが。銃撃戦のシーンとか、血の飛びようが面白い。そーれはウソだろ。などなど。あんなハデなアクションだと効率落ちるよね、とか思いつつ。でも、ラストがよかった。弟ね。弟のあの感情が渦巻いた挙句に、兄に銃を渡す姿。だよね。弟だもんね。そんな、映画でした。

2003/03/28
■マン・オン・ザ・ムーン
 ジム・キャリーにしては感動が少ない映画・・・? 髪型がひどいよ。別にかまわないけどね。主人公は人を本当に笑わせたかったんだろうけど、みんな笑ってなかったあたりが、こちらとしても笑えなかった。いや、笑わせたかったんじゃなくて、高ぶった感情を呼び起こしたかったのか。怒りも笑いも、最高級だと、興奮にしかならないだろうから。そういう視点で主人公は頑張ってたのに、他者から見ると滑稽な道化にしか見えなかったのかもしれない。そういう映画だったように思うけど、違うかもしれない。とりえあず、人の感情を動かそうとするポジティブな行動をとれるっていう勇気。それを褒めよう。私は他人にベクトルを向けて不快にさせることを恐れているから、そのあたり、外交的な人種全員がうらやましい。

2003/03/27
■時計仕掛けのオレンジ
 タイトルに意味ないよね。ないよね。あったの? 前半はただのポルノだかスナッフだかっぽかったけど、後半おもしろかった。主人公の下まつげ君が、まぁつけ毛だったけど惚れるね。だって変態だもんね。もう、監督さん、キューブリックは、すごいね。よく作った。あと、演じてた人も、よく演じた。見るほうも、ちゃんと見るべき映画だった。キューブリックって人は、自分の作りたいものしか作らないって人できっと他人にどう評価されようと、どうだっていいんだろう。その潔さがいい。まあ、きっと本当のキューブリックなんか、この映画じゃ10%も出てないんだろうなぁ。さらけだせるうちは、まだ自分を作ってるってことだから、まだまだ奥が深い人なんだろう。おすすめはしないけど、この作品は、強烈だった、と一言。いや、そうでもないけど。

2003/03/27
■サルサ!
 昔一回ビデオで見てたんだけど、もう一度。主人公のメタモルフォーゼ振りが見所だよね。おフランス&マッシュルームカットで音楽学校の主席君が、黒い肌に髪型もホスト風で目なんかギラギラになってたあたりに注目すべきなのだろう。普通にピアノも素晴しかったが。ピアノ弾けるってえらいよ。指が動くってすげー。そのほか楽器が弾ける人も尊敬。

2003/03/25
■ピノッキオ
 ステラの映画館で映画を見るという目的のために見た、というような感じだったなぁ。内容はピノキオだよね。ちっちゃい「っ」が入ってるのって違和感あるけど、どうなんですかね。どうでもいいんですが。ピノキオの人が50歳っていうのは、頑張ってたな。動き、かろやか〜。映画の中身よりも、映画開始前にピノキオ役の人が述べた口上で、「今、世界は悲惨な状態にある。だからこそ私はこの『ピノッキオ』を全力で演じた。この映画で、夢を忘れない気持ちを取り戻して欲しい・・・」とか言ってたことに、最も感動を覚えた気がする。なんというか、映画開始前がクライマックスだった。

2003/03/25
■CUBE ハザード
 なんか、CUBEがおもしろいって聞いたから借りてきたけど、これは、なんか、どうかな、でした。ハザードがつまらないだけか。元祖CUBEとCUBE IQ はまた違うのだろう。きっと、こっちのほうがおもしろいのだろう。なんともいえないなぁ。狭い空間に人がたくさん集まっちゃうとイライラして発狂しちゃうよね、ってお話だろう? プライバシーは重要だよね、自我を保つために。

2003/03/24
■殺人論文
 うおおお。すてき!こういう映画を待ってました!ツボにきたー。一般受けするのだろうか、この映画は。タイトルの時点でスルーする人が多そうだ。いや、実際内容はよくある話っぽかったけど、ストーリーの展開速度とか、登場人物の過去の秘密の出し方とか、絶妙でいいね。女子大生が論文のテーマに暴力映画を取り上げたところ、ある映像で殺されていた女性がその大学で数年前に失踪した人で、犯人の使ったカメラから犯人を特定するものの、狙い狙われ、なんだか一緒に真相を調べていたやつも犯人の知り合いだか知り合いじゃないとか。本当の犯人は誰だ!みたいな感じでよかった。なにより、チェマ、君がすばらしいよ。私好みの全要素を備えていた、チェマ。チェマ!チェマー!要するにキャラ萌え映画だったのかもしれない・・・。いや、以下の映画の中では一番だけど。私と趣味が会う人は見るべし。

2003/03/20
■ムーラン・ルージュ
 けっこういいです。ステキー。歌い倒しの踊り散らし。みなさんタフですね!前半見たときは「なんて理不尽な」と思ったが。なんたって、一発の即興でそんなに歌が決まるわけがないだろう。でも、後半は「もう歌えばいいさ、気持ちのはちきれんばかりによ!」とか心穏やかに見ることができて、よさげ。あの、マハラジャの人がいいよね。悪役万歳。むくわれなくてわびしげ。いけ、やってしまえ!撃て!いてこませ!そんな悪役サポーターな私。

2003/03/20
■マジェスティック
 不覚にも感動。映画ってすばらしい。映画館で魔法にかかってこその映画だよね、という内容があったが、それを私が映画館で見れなかったことが残念。公開時に行けばよかったな。ヒューマンドラマはジム・キャリーにやらせちゃいけないよ。なんかぐっとくるよ。アメリカってね、そうだよね。戦争時ってみんなお国のために死んでいったんだなぁ。そのとき守りたかった祖国と、今の祖国って、やっぱりどこかが変化してる。今日、ブッシュらしき人がイラクに攻撃始めちゃったけど、ブッシュらしき人は今、何を守りたいんだろう、と思った。

2003/03/19
■悪魔を憐れむ歌
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ? 昔、見た? そうか、これだったのか。接触で悪魔が次々乗り移っていくシーンは、この映画のものだったのか。そういえば、悪魔がポンポン人間に入り込んで主人公を追い掛け回すっていうところとか設定が、下の『ヘブンズ・ゲート』とかぶってる。要するに、人気のないところで悪魔と対決しないとダメよ、というわけだ。でも、こっちの作品のほうが、ストーリーもラストも格段に素晴しい。個人的には『セブン』とかに並ぶイキオイ。いいね。それはそうと、この『悪魔を憐れむ歌』ってタイトル、COWBOYBEBOP の SESSION#6 のタイトルと一緒なんだよね。いや、だから借りてきたんだけど。正確には『悪魔を哀れむ歌』って、漢字が違うけど。この映画における数千年生きてきた悪魔と、BEBOP における肉体が滅びない子供のキャラクター設定が同じだったのかもしれない。で、主人公は、この不死身の敵を殺す、と。頭のど真ん中を打ち抜くシーンなんかは、そのまんまだった。どっちもダークな作品で、重い。

2003/03/17
■ヘブンズ・ゲート
 なんとなくGEOの5本1000円で、残りの1本何にしようかなと思って適当にチョイスした作品。ヘブンズ・ゲートというよりはヘル・ゲートだった気がする。その扉を開いたら、魔王だかサタンだか悪のお偉いさんがぼわ〜んと飛び出してきて、世の中もどか〜んとなってしまうわけだ。だからその扉の鍵を死守すべく、神官だか牧師だかと遺跡調査の女がタッグを組んで、タッグというか一方的に女が男にまとわりついて、そしたらいつのまにか愛が芽生えているというお決まりパターンではあったわけだが、悪魔と戦ったり逃げたりするという話。悪魔がどんどん人に乗り移ってくから、殺しても殺しても追いかけてくるという設定だった気がするが、その牧師らしき小父様の胸板がなんともよろしい感じだったことしか、今では思い出せない。

2003/03/15
■ルパン三世/バビロンの黄金伝説
 なつかし。昭和60年制作って、ね。私、1歳ですね。なんだろう、やっぱり小学校くらいのときにビデオで見てたんだろうか。今見ると、五右衛門の惚れっぽさが浮き彫りにされてる作品。五右衛門って、『風魔一族の陰謀』じゃ許婚もいて『燃えよ!斬鉄剣』じゃ幼馴染もいて、『バイバイリバティー危機一髪』でも『くたばれノストラダムス』でも美女に惚れまくりだしな。修行、全然足りてないよね。次元はいつもステキです。早うち0.3秒。俺のコンバットマグナムが火を噴くぜ。それにしても、このころのルパンは原作に近い。モンキーパンチの脈絡のなさがきちんと描写されてるよ。そういや、最近のTVスペシャルはここまでぶっとんでくれてないなぁ。

2003/03/14
■天空の城ラピュタ
 金曜ロードショー。なんですかね。何回見ただろう。ムスカはいいよね。ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ。「パロ」ってラピュタ語でなんだろう。「ウル」は王、「トエル」は真。他は知らないなぁ。「読める、読めるぞ!」とムスカさんがわめいていたからには、きっと、彼はラピュタ語を話せるんだろうが、ただ話し相手はいないっぽいね。ムスカね。あの馬鹿っぷり。あの理想的な悪ぶり。嫌味。黒眼鏡。「見ろ!人がゴミのようだ!」ってセリフを、なんて楽しそうに吐くんだろうといつも感激。最高権力に到達するまではそこそこおとなしくしてたくせに、力を手に入れた途端に、おおはしゃぎね。いい年なのに。でもね、こういうタイプは、眼鏡とったら童顔なんだよ、きっと。萌え? でも、けっこう髪の生え際が上のほうであることに気づいてハラハラ。やばいなぁ、と思った。むかしはポムじいさんの目の焦点があってないのが恐かったような。

2003/03/14
■レッド・ドラゴン
 また、ね。うん。出だしがいい。レクター博士はフルスイングだった。でも後半は全然おとなしいから、『ハンニバル』の暴走ぶりを期待してたので・・・もっと暴投してほしかった。レッドドラゴンの懊悩とかは、実はどうでもよかったし。グレアムがんばれー。とりあえず、グレアムは誰かに似ているとずっと思ってたが、なるほどX-FILEのモルダーに似てたわけだ。納得。FBIだもんね。というか、『羊たちの沈黙』で脱走後、『ハンニバル』じゃレクターはクラリスにかまってたけど、グレアムには絡まなかったのだろうか。絶対にちょっかいかけてそう。レクターが消えたと聞いたときは、グレアムも恐怖だったろう。

2003/03/11
■博士の異常な愛情
 トチ狂った博士が熱中しすぎて研究のあまりにヤバゲなものを作り出し、周りは大混乱・死者続出。を期待してたら、戦争映画だった。白黒だった・・・。たしかに、Dr.ストレンジラブって人はいたけど、そして好みのドイツ野郎だったけど、よくわからなかったな。ラストはブラックなユーモアがあったよかったきもする。

2003/03/09
■スターウォーズ/エピソード2
 アナキンは尊大だ。自信満々だ。鼻につくくせに美形だ。ああ、目が狙ってる。いや、いいんですけどね。この美形君が、将来は黒マントのヘルメットになるかと思うと・・・。ああ、なんといっても、ヨーダが。動き、俊敏!杖なんかいらないじゃん。でも数十年後にご臨終だしなぁ、と思えばあの動きはものすばらしいね。

2003/03/08
■サイコ(新)
 ヒッチコックの白黒の方を見てないくせに、リメイク番を見てしまった。そしてオチというかカラクリというか、ストーリーの最も重要な部分を母親にばらされて見た・・・。へえ。ふーん。まあ、これが、いわゆる「サイコ」ブームの原点だったのか、と。精神病ってすばらしい。

2003/03/05
■MIBU
 劇場で去年みたけど、もう一度。K&Jはいいね。黒服にグラサン。ステキ。なにかあればピカッ。ピカッ。ピカッ。最後は超ピカッ。アメリカ万歳。気分爽快。いつのまにか、前作で再会できた奥さんとKわかれてたし、前作でKの代わりにMIBに入ったLはいなくなってるしではあるが、いいかんじ。そう、マイケルジャクソンがね、いた。捜査官Mになりたがってた。これは新発見。びっくり。当時からあの宇宙人のような顔になってたのね、見てもわからなかったよ。

2003/03/05
■クレヨンしんちゃん/モーレツ!オトナ帝国の逆襲
 悪役かっこいいね!ケン。ビートルズですかね。マッシュルームカットの眼鏡のしぶい人で黒い服。あんなに落ち着いた悪役は、クレしんシリーズでは珍しいような気が。ああ、車に関しては激怒してたかも。アレですね、なんかなつかしいって気持ちにはパワーがあるってことでしょう。というか、子供に通じる作品なのか、コレは。一緒に見た親御さんの方が反応しそうだ。

2003/03/03
■おにいさまへ(全話)
 ぶっちぎり。す、すげぇ。エグられた。お兄様、涙が・・・止まりません。ああ、まさに、ノンストップ。マリコ一押しです。全部濃いから、どこをどう抜粋すればいいのか困惑する作品?なにがなにやら。宮様もいいよね。サン・ジュストもいいよね。薫の君が原作と違うエンディングだったね。みんな、いい人になっちゃって、まあ。完全な悪は存在しないんだなぁ、と。

2003/02/21
■スパイダーマン
 おもしろいっていえばおもしろいよね。これもね、アホには違いないんだが。なんだろう、わかりやすいから万人受けするんじゃないか。アメリカ〜ンて感じのヒーローだし、三角関係はあるし、悪役の正体は実は知り合いだし、主人公の葛藤が一発でわかる。ゆえに、見ていて楽しいしインパクトはあるけど、深みがない。と、思った。いや、おもしろいけどさ。こう、みんなが、「いいよ」っていうものには懐疑心をもって挑んでしまうので。あれだ、「フルーツケーキファクトリー」と一緒だ。おいしいけど、おいしいものはもっとマイナーであってほしいんだよ。

2003/02/20
■トラフィック
 ・・・よくわかりませんでした。なんだか賞を色々取っていたような作品だったので期待しすぎただけだろうか。しかし、ストーリーもオチもキャラも、見終わってもよくつかめてないので・・・。要するに、薬は止めようという話?薬を敵とみなせば、薬に頼る家族がいる場合は家族も敵になるから、そんなことはできない、と。薬に頼るやつが悪いのか、薬が出回ってる社会がいけないのか。そんなの両方だしな。薬やったやつが弱いとも限らないし。弱いのが悪いってわけじゃないし。ってことなのですかね。

2003/02/19
■名探偵コナン/ベイカー街の亡霊
 コナン・ドイルのオリジナル、ホームズのシリーズを踏襲してるっぽかったんだけど、すいません、ホームズ全部読んでないんで、こう、楽しみ切れてない気がする。普通にコナンシリーズとして楽しんでしまった。ホームズファンにはまた違う興奮があったのだろう。悪役とかさ、ホームズの宿敵だったんだろうに。でも、けっこうベタベタな展開で、大好き。コナンばんざい。

2003/02/19
■少林サッカー
 アホかー。アホだー。おもしろいけどアホに違いない。ネタとしてはいい。CGはまあ、今後に期待。というか、このハリウッドに遠く及ばない陳腐さがかえってこの作品にはあってるのかもしれない。が、これは少林寺を真剣に習得しようと日夜励んでる人にはどうなんだろう。馬鹿にされたとは思わないのだろうか。あ、どうでもいいが、友人の一言のせいで「少林」サッカーは、心の中では「小林」サッカーになってしまった。こばやし・・・。

2003/02/11
■007/ダイアナザーデイ
 素敵ー。音楽がいい。ボンドガール綺麗。ナイスバディー。フェンシングがいいね。ボンドはなんか初っ端から1年くらい捕まってて、ちょっとなさけない。前半は最新機器もなく一人で戦ったのはえらい。後半は消える車とか、ものすごいもの使いこなしてたけどさ。あ、韓国に不評だという話題作だが、なるほど、不評になりそう。韓国というか、北朝鮮を馬鹿にしすぎなのではないだろうか。イギリス万歳っていうのが全面に出すぎで、北朝鮮の悪役化にとまどいがない。私個人では、楽しめたんだけど。韓国の人には、ね。『TAXI2』で日本人も馬鹿にされてたけど、アレとは次元が違う馬鹿の仕方だったのでしょうな。

2003/01/30
■ギャングオブニューヨーク
 ディカプリオに興味はないが、髭の悪役を見るために行ってきた。予想よりも悪役が悪役らしからぬところが多かったから、かえって影があって同情の余地もありまくり。髭万歳。ただしラストがなんかいただけない。AIくらいいただけない。それまでの流れのとおりに、ギャンググループ2つの正面からの対決でいいと思う。ディカプリオは父の仇をグサリと討てばよろしかろうに。なぜそこで・・・?うーん。アメリカの歴史を知らないとダメなんだろうな。それを前提にして作ってるから。日本人のワタシが見ても、いまいちつかめなかったんだろう。

2003/01/17
■ボーン・アイデンティティ
 戦闘シーンは良かったけど、ありがちな話だったので残念。うーん、『ロングキスグッドナイト』とかと一緒か。プロの暗殺者が記憶喪失で元の組織に追われるけど、無意識に敵を倒しまくりで、そして自分の過去も探しまくりで。このボーンて、人名だったんだ。「生まれる」の「ボーン」だと思ってた。ああ、掛けてるのか。

2003/01/01
■ピーターパン2
 ピータは、たらしだね。もう、みんな君にメロメロさ。メロいよ。親子にわたってそんな、ねぇ。あまり厚顔無恥なのもどうかと思うよ。いや、おもしろかったけど。ティンクが飛んだときとかね、けっこう感動。どうでもいいが、主人公のジェーンが萌絵にしか見えなかった・・・。勝気なとことか頭いいとことか、負けず嫌いとか。萌絵〜。正月から映画館に行くのは、もう毎年恒例になってきたな。









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