2004/08/31
■リドル・ロマンス( 西澤保彦2003/03
えーと、天使か悪魔か分からないながらも依頼者の願いを魔法使いのようにかなえてくれる”ハーレクイーン”、彼のももには、悩みを抱えるものたちが迷い込んでくる・・・みたいなハナシ。えー。いや、おもしろいんですが。ねぇ。パターン?読めるんですね。毎回、トリックもなんとなく読めるので。最初の数章は楽しいのですが、後半は消化試合っぽかったです。

2004/08/30
■冷たい校舎の時は止まる 上・中・下( 辻村深月2004/07
31回メフィスト賞受賞作。なかなか完成度が高いリーダビリティのある作品でした。隙をつかれたような不満はあるものの、作中のルールを破ることの無いあの解決。あの担任のことについては予想内だったので、驚きというよりは納得でしたけど。校舎に閉じ込められた8人のそれぞれのエピソードも、青春味いっぱいでたまりませんね。誰が好きかと言えば、勿論、菅原です。不良ばんざーい。すごく紳士です、彼は。キャラとしては景子も好きです。今後新作が出たら、追いかけていきたいところです。

2004/08/25
■新本格魔法少女りすか( 西尾維新2004/07
今日読んだほんではないのですが、ここに書き損ねてたので今更ながらも書いておこうかな、と。おもしろいですよ。一応。維新だし。りすかはかわいいと思います。はじけたときのりすかのボンテージ具合がいいですね。そのギャップがたまりません、と言い張る人がきっと世の中にはいらっしゃることでしょう。主人公キズタカについては正直、勘違い野郎という印象しかありませんが・・・

2004/08/23
■魔法使いとリリス( シャロンシン2003/12
う。泣きそうに。いい話でした。意外性はあまりないのですが、心に染み入る感じがよさげ。魔法が使えるという世界設定の説明のしかたが物足りないといえば物足りないのですが、ファンタジーなんだから「使えるものは使えるんだ」という心意気で読めばOKです。師匠さんの性格の悪さに乾杯。ファンタジーだと思って読んでいたら、結局はラブストーリーなので、ややびっくり。思えば、三角関係ものでした・・・。いや、しかし、純愛なんでしょうね。絵本にすると、とてもまとまりがいいような、そんな童話に思えました。

2004/08/23
■バイバイ、エンジェル( 笠井潔1984/01
ハード・コア? ミステリーの型をきちんと踏襲していたので、カッチリまとまりのよい印象を受けました。主人公の女の子が、もう、生意気で生意気で、とてもいいキャラクターでした。あのプライドの高さは、惚れます。探偵役の日本人も、探偵らしく意味不明な言動が多くてよろしい。事件の顛末については、世界の崩壊っぷりがなかなかのものでした。自殺か殺人かというあのハナシについては、ステキなまとめ方だったと思います。

2004/08/16
■ラストホープ( 浅暮三文2004/06
クライム・コメディだそうです。ほう。なんだか目まぐるしい作品でした。色んな小道具というかキーワードが登場するのですか、その扱い方が愉快でしたね。ファックスとかヒヨコとか花の名前のトリオだとか。お守りだの地蔵だの車だの。そんなわけで、アイテムが誰の手にあるのかちょっと目を離した隙に把握できなくなってました。全体的にはよくできていると思います。もっとラストに破壊力が欲しかったですが。うまく収まってしまったのが、不満と言えば不満かもしれません。

2004/08/02
■龍臥帝事件( 島田荘司1998/08
分厚かったです。えー、真犯人については、なんとなく見えてました。トリックについては、島田ぶりが発揮されていてよろしいのではないでしょうか(なげやり)。なんか、もっと、建物全体が動く仕掛けだと思ってたんですけど、そんなことなかったみたいです。見所はどこかなぁ。石岡君ががんばってるところ・・・? 御手洗の要領を得ないヒント? 長すぎて、前のほうの出来事は忘れかけてます・・。私、龍臥亭で御手洗シリーズが詰まっていたので、これで今後の作品も読めるわけです。ああよかった。




















































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